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自分のために書いてます。

オレは弱くていい

 最近婚約した友人がいる。

そいつは「オレは一生結婚できない」とのたまっていたのだが、

なんと婚約した。

 

そんな友人が昔、こんなことを言っていた。

「オレは弱い。弱くていい。弱いほうが、色々な人が助けてくれるから。」

はじめて聴いた時は、何言ってんだこいつ??と思ってたけど、

今になって思う。

この考え方は決して悪い考え方ではないと。

 

人間はどんなに頑張っても、1人では生きていけない。

いろんな人に力を貸してもらって、また自分も力を貸して生きている。

助けてもらえるということは、それだけ人から愛されているということ。

強い人と弱い人。

助けをもらえるのは多分弱い人の方だろう。

つまりそれは強い人よりも、弱い人の方が愛されるということ。

いや、そんな単純な話じゃないのかもしれないけど。。。

 

でも、赤ちゃんを考えてみよう。

赤ちゃんは弱い。1人じゃ何も出来ない。

でも、赤ちゃんはめちゃめちゃ愛されている。

街でも人気者だ。

大人が1人街でぽつんとしてても助けてもらえないかもしれないが、

赤ちゃんが1人街でぽつんとしていたらきっといろんな人が助けてくれる。

 

そう考えると、弱いということは、実はとても強いということなのかもしれない。

助けてくれる人がたくさんいる。

逆に強いということは、実はとても弱いということなのかもしれない。

助けてくれる人があまりいないから。

 

どっちがいいとか悪いとか、そういうことではなく、

たぶん、自分は強いと思うよりも、自分は弱いと思っている人のほうが、

いろんな人の助けを借りやすいと思うのだ。

自分は弱いと思うから、素直に人に助けをこう。

助けてもらったら、素直に感謝できる。

助けたほうが、それが気持ちよくなって、

またその人を助けようと思う。

また助けられた人もうれしくなる。

その好循環が生まれていく。

 

自分は今まで、弱いことは悪いことだと思っていたが、

実は弱いことはとても素晴らしいことなのかもしれないと思うようになってきた。

 

冒頭の友人。

彼の女性のストライクゾーンは極端だ。

基本は結婚を前提に付き合う。

結婚が前提なのだから、付き合ったらほぼ即同棲。

身長は自分より高い方がいい(彼の身長は180cm)。

タバコは吸わない。

 

正直言って、この条件では彼女すらままならないと思っていたが、

そんなことはなかった。

 

彼の仕事の探し方もまたすごくて、

ゲームの仕事がしたいということで大学院卒業後は割とフラフラしていた。

いろいろ面接も落ちて大変そうかなと思っていたが、

今はしっかりとゲームの仕事についている。

 

正直に言おう。

僕は少し彼の生き方をバカにしていて節があったが、

今となっては彼は尊敬に値する人物ではないかとさえ思える。

 

誰になんと言おうと自分のやりたいことを追いかけ、

それをものにした。

見事である。

 

最後に一言、友人よ、

婚約おめでとう。